自分を高めるとは、
自分の限界を自分で定めることなく、
謙虚に、真摯に学び続けること。
今日、目の前に起きている事柄に対して、
判断を下すことよりも、
その意味を理解することに努めること。
私たちは、つい自分のプライドを優先させ、
物事を、良い悪いの判断に任せてしまいます。
ところがその方法を繰り返すことは、
自分の可能性を閉ざし、人との交流を
閉ざしてしまうことになるのです。
なぜなら、良い悪いは、所詮、自分の狭い視野で結論づけた
今日の自分のレベルで下した判断でしかないからです。
そして多くの場合、知恵で判断したというよりは、
感情に振り回されてしまう場合が多いからです。
より成長した自分なら、もっと大らかに、もっと広い視野をもって、
理解を示し、受け入れることができたかもしれないのにも関わらず。
今日の感情に負けてしまったり、
その時の状況で、正しく素早い決断ができないならば、
昨日と変わらない自分を、今日も続けてしまうことになるのです。
人が成長するということは、
今の自分を乗り越えるということです。
乗り越えているつもり、
成長しているつもり、
という「錯覚」では、真の成長とはいえません。
錯覚で人生が好転したように感じるような
ニセモノがまかり通るような時代は、もう終わったのです。
私たちは、
新しい時代に適応できるだけの
新しい自分になる必要があるのです。
自分を真に成長させる真の学びの場と、仲間がどうしても必要です。
一人で成長するのには、限界があるからです。
人は人の中で始めて磨かれるのです。
内面の成長を促すための学びを始め、
新しい生き方を選ぶことが、真に謙虚な生き方なのです。